キリムのモチーフ  
 

キリムに見られる幾何学的なモチーフにはそれぞれ意味があります。

偶然崇拝を好まないイスラムの教えからか、身近にある物や生き物、自然をモチーフにし、幸福や豊穣の願いをキリムに織込むのです。

以下に代表的なモチーフを少しだけご紹介します。

  ミフラーブ     エリベリンデ
イスラム寺院(モスク)のデザイン。
モスクの屋根になる方をメッカの方向に向けて敷き、お祈りするのです。
女性が腰に手をおいたモチーフ。
豊穣、多産の願いが込められています。
  羊の角     狼の口
遊牧民にとって羊は財産そのもの。
力を意味し、繁栄や豊穣を願います。
家畜が狼に狙われないようにとの願いと、邪視から身を守る意味もあります。
  生命の木   ・・・他多数。
不滅の繁栄や、永遠の命を表します。

ほんの一部だけの紹介ですが、他にも「櫛」「イヤリング」「目」「指」「星」「動物」・・・とたくさんあります。 そして、それぞれのモチーフも長い歴史の中でアレンジされ、ひとつのモチーフでも限りなく種類があるので、何のモチーフなのか判明できないものもあります。 でも、どちらにしても幸せや富など、ポジティブな願いが込められていることに間違いありません。